2013年度入試予想!人気の看護大学は? 穴場の看護大学は?

まず、私立大学で毎年志願者が多い人気の看護大学をみていきましょう。
2012年度一般入試の実質の志願者数トップは北里大学の994名。
続いて順天堂大学(千葉)の937名、慶應義塾大学の796名。
複数回、受験日を実施する大学のなかでは、
帝京大学(一般入試合計)が1282名、東京工科大学(A日程)が1032名といずれも1000名越え。
上記のような人気大学は毎年、志願者や倍率は安定しており、
極端に上がったり、下がったり…という変動は少ない傾向にあります。
受験したい学校が人気校であっても、倍率や難易度はあまり気にせずに、
受けておいたほうが後悔も少ないでしょう。

さて、穴場になる入りやすい大学の定番に新設校が挙げられます。
新設校は初年度は知名度が低く、未知数な部分もあるためです。
2012年に開設した新設校で2倍を切ったのは、
亀田医療大学(Ⅰ期)→1.5倍(受験者112名、合格者75名)、
天理医療大学→1.7倍(受験者66名、合格者40名) でした。
2倍を切ると低倍率と言えるでしょう。
ただし、2013年度は反動が起こる可能性が高いので、
亀田医療大学と天理医療大学は倍率が2倍以上になるのではないでしょうか。
そのほか日本医療科学大学(Ⅰ期)→2.2倍(受験者158名、合格者71名)と低めの倍率でした。
一方で新設校でも、初年度からある程度志願者を集める大学もあるので油断は禁物です。
例えば、佛教大学(A日程)→5.6倍(受験者563名、合格者101名)、
帝京科学大学(Ⅰ期)→10.2倍(受験者305名、合格者30名)、
摂南大学(A日程)→11.9倍(受験者797名、合格者67名)です。
ちなみに、このページで挙げている大学の資料・願書請求は
リクナビ進学からできます。
さて、2013年度の新設校を見てみましょう。以下の大学です。
東京医科大学(東京)、共立女子大学(東京)、創価大学(東京)、
関東学院大学(神奈川)、帝京平成大学(千葉)、札幌保健医療大学(北海道)、
常葉大学(静岡)、関西国際大学(兵庫)、大垣女子短期大学(岐阜)。

2012年11月には田中真紀子文部科学相の「不認可」騒動があったので、
札幌保健医療大学の知名度は上がったとは思いますが、
今回の騒動が受験者の増加にどれだけ結びつくかは分かりません。
設置者の吉田学園は専門学校北海道保健医療大学校を運営し、
看護教育の実績があるので、指導の面においては安心できるでしょう。

東京医科大学は新宿、共立女子大学は皇居近くにあり、
いずれもアクセスが良い好立地で、看護教育の実績も2校ともあるので、
初年度から人気校になる可能性も十分にあるでしょう。
ちなみに、2012年度の東京医科大学看護専門学校の受験者は252名でした。
大学と専門学校の受験者層は違うので一概に比較はできませんが、
2013年度の東京医科大学の志願者は少なくとも300名前後は集まるのではないでしょうか。
共立女子短期大学の2012年度(一般入試A)の入試結果は、
志願者208名、受験者180名、倍率は2.3倍でしたが、
「4年制の大学になったから行きたい」という受験者も出てくるでしょうし、
2013年度の志願者は少なく見積もって志願者300名前後、
多ければ倍増の400名程度に達する可能性もあります。

創価大学は生物Ⅰと化学Ⅰがともに必須科目になっているので、
敬遠する志願者もいるかもしれませんが、
初年度納入金が154万6000円と看護系私立大学のなかでは安いのが魅力的です。
最新設備を備えた施設や授業料の半額免除をベースとした奨学金制度(予定)、
総合大学としての特性を考えると、初年度から確実に志願者を集めそうです。

関東学院大学は看護学部開設に向けて地上5階建ての新学舎を建設。
横浜南共済病院、横須賀共済病院、横浜栄共済病院、平塚共済病院、
横浜市立市民病院、紫雲会横浜病院などの実習先を確保し万全の体制を整えています。
総合大学としての知名度もあり、初年度からある程度志願者を集めるでしょう。

2012年度まで千葉にあった帝京平成大学のヒューマンケア学部
東京の中野キャンパスに移転することに伴い、
帝京平成短期大学が募集を停止し、帝京平成大学が千葉に地域医療学部を新設します。
上記のような理由から、地域医療学部の受験者数や倍率は、
2012年度のヒューマンケア学部の実績を参考にすれば良いでしょう。
地域医療学部の一般入試(合計)は350名前後の志願者が集まるのではないでしょうか。
一方、東京の中野キャンパスに移転したヒューマンケア学部は
アクセスも良いので、初年度から志願者を400~500名程度集めるのではないでしょうか。

常葉大学(静岡)は一定数の志願者は集まるのではないでしょうか。
というのも、静岡県内には看護学科を持つ大学が
順天堂大学(静岡)聖隷クリストファー大学の2校と少ないためです。
看護学科が乱立するような激戦区ではないため、
私立大学を受験する生徒にとっては選択肢が増え、
受験する生徒もある程度いるでしょう。

関西国際大学(兵庫)は初年度の志願者は少なめで穴場になるかもしれません。
というのも、兵庫県内にはすでに関西看護医療大学関西福祉大学近大姫路大学
甲南女子大学神戸常盤大学園田学園女子大学兵庫大学兵庫医療大学
看護学科を持つ大学が8校と多数あるからです。
関西国際大学は三木キャンパス内に「看護学習棟」を新築し、
北播磨総合医療センター(2013年開設予定)で実習できるよう学習環境を整備しています。
教育面で問題がなく、穴場で合格しやすいということになればお得かもしれません 。

大垣女子短期大学は 近年では珍しい短大の看護学科新設になりますが、
こちらも初年度の志願者は少なく、穴場になるのではないでしょうか。
短大全体に言えることですが、志願者数が100人に満たない短大も数多くあります。
日本中央看護専門学校を引き継いだわけですから、
看護教育に関するノウハウもあるので心配はないでしょう。
「大卒にこだわらない。看護師の資格を取れればいい」という人は、
受験校の一つとして検討してみる価値はありそうです。

さて、2012年度一般入試で低倍率だった大学の一例を挙げますと、
1.2倍→宇部フロンティア大学(一般+推薦の合計)
1.3倍→三育学院大学(1期)、関西看護医療大学(前期Bおよび後期)
1.4倍→弘前学院大学(1期および2期)
1.5倍→広島文化学園大学 (A日程)、京都光華女子大学(前期B日程)、亀田医療大学(Ⅰ期)
ただ、2013年度は2012年度の低倍率の反動で、志願者が増加することが多いので注意が必要です。

2013年度で倍率が下がる可能性がある大学を考えてみましょう。
西武文理大学(前期)は2011年は1.6倍でしたが、 反動で2012年は4.0倍に上昇しました。
しかし、2013年度は再び反動で志願者が減り、倍率が下がる可能性があります。
倍率が上がった翌年は「人気だから受からないかも…」と考えて受験をやめる生徒が多いのです。
このような例をみていくと、
純真学園大学(1期)は1.5倍(2011年)→3.2倍(2012年)
茨城キリスト教大学(A日程)は1.6倍(2011年)→3.1倍(2012年)
東北文化学園大学(前期)は1.3倍(2011年)→2.0倍(2012年)
日本赤十字秋田看護大学は1.1倍(2011年)→1.9倍(2012年)
などがあります。
2011年度入試で日本赤十字秋田看護大学は1.1倍、受験者の9割が合格しましたが、
その反動で2012年度は受験者が73名増加し、1.9倍まで倍率が上昇しました。
上記に挙げた大学は2013年は倍率が下がるかもしれないので狙い目かもしれませんが、
倍率が上がる可能性もありますので、注意してください。
各大学の個別の入試倍率については、
2012年度一般入試倍率ランキング(私立看護大学)をご参考ください。
短大の入試倍率はこちら(2012年度一般入試)

2012年度入試で、国公立大学の志願者が最も多かったのは、
高知県立大学(前期)の509名、続いて横浜市立大学(前期)の406名、
福井県立大学(後期)の338名でした。
もっとも志願者が少なかったのが、山口県立大学(前期および後期)の36名でした。

また、最も低倍率だったのは宮崎大学(前期)の1.2倍で、
志願者42名、受験者41名、合格者35名でした。
受験者の約85%が合格したということになります。
宮崎大学(前期)のセンター試験得点率は67%ですので(代ゼミ調査)、
センター試験で7割取れれば合格圏内といったところでしょう。
ただ1.2倍という低倍率だと2013年度入試では反動があり、
2倍以上になる可能性が高いので注意しましょう。
そのほかの低倍率の大学の一例を挙げてみましょう。
1.3倍→金沢大学(前期)
1.4倍→京都府立医科大学(前期)、山梨大学(前期)
1.5倍→香川大学(前期および後期)、山口大学(前期)
1.5倍→福井大学(前期)、青森県立保健大学(前期)
ただ、繰り返しになりますが、上記の大学は2013年入試では、
倍率が一気に上昇する可能性があるので注意しましょう。
例えば、山梨大学(前期)は1.6倍(2010年)→2.5倍(2011年)→1.4倍(2012年) のように、
いわゆる隔年現象(1年おきに競争率が上がったり下がったりする現象)が起こっています。
一方、高知県立大学(前期)は2012年は7.7倍と志願者が361名増加し、
前年の2.4倍から一気に高倍率になりましたが、
反動で2013年は志願者が減少、倍率が下がる可能性が高いでしょう。
各国公立大学の倍率は下記をご参考ください。
→2012年度、国公立看護大学一般入試倍率ランキング

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