保健師になるためには?

保健師は、保健所や保健センター、自治体の保健課、民間企業の厚生施設などで住民の病気の予防や健康管理にあたるのが主な仕事です。 また、母子学級や赤ちゃん検診といった母子保健、地域の人たちの健康診断や健康相談、生活習慣病の予防、がん検診、難病やエイズなどに関する相談、精神保健といった幅広い分野で活躍しています。現在では、保健師として働いている人は全国におよそ4万6千人。保健所や市町村に公務員として勤務しているケースが多く、また、企業のなかでは社員の健康に管理にあたります。

保健師国家試験の受験資格は?

看護師国家試験に合格をした上で、所定の保健師養成課程(6ヶ月以上)を修了し、保健師国家試験に合格すると取得できます。多くの看護大学で「保健師、看護師統合カリキュラム」を採用しているので、4年間大学で所定のカリキュラムをこなせば、これまでは自動的に看護師と保健師の受験資格が得られましたが、今後は保健師の養成課程のコースを履修した人だけが、保健師国家試験を受験する資格があります。

もう一つの方法は看護師資格取得後、保健師養成学校(1年間)に入学する手段があります。保健師養成学校は全国に約180校あります。 保健師は名称独占の資格に分類されます。業務上は必ずしも保健師の資格を持たない者が保健指導を行うこともできます。 看護大学に在学する学生の感覚としては、保健師の受験資格があるのだから、とりあえず資格として取得しておこうという人が多いようです。保健師の国家試験はそれほど難しくなく、看護大学に在籍する多くの人が、看護師の資格を取ると同時に、保健師の資格も取得するのが一般的になっています。

保健師としての採用はかなり少ないのが実情です。というのも、看護師に比べ、仕事はハードではなく、年配になっても仕事を続けられるケースが多く、保健所などの勤務を辞める人は少ないため、空きがないのです。 就職状況が良いならまだしも、就職がない上に、保健師以外でも実際の業務が行えるという意味では、保健師の資格は価値は低いかもしれませんが、名称独占の資格としての価値はあるので、保健師の資格も取得する人が多いのでしょう。 ただ、就職状況を考えると、実際に保健師の養成学校に通ってまで取得する意味はあまりないでしょう。看護大学に在籍している人が、同時に取るのが一般的です。

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